神経伝達の確実性

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脳とは何か



神経伝達にも曖昧性がある

血液脳関門 ←|→ 交叉支配と脳梁


◆ 賛成と反対、賛成だけれど反対 





シナプス間隙は、僅か20〜30ナノメートルしがないのですが、イオン反応による信号はこの間隙を飛び越える事が出来ません。


その為、電気信号の代わりにシナプス小胞から出された神経伝達物質が信号を送ります。


しかし、化学反応である、神経伝達物質と神経伝達物質レセプターの作用によって信号を受継ぐ以上、曖昧性が生じます。


つまり、他から来た物質であってもレセプターに作用して信号を発したり、別の物質がレセプターを刺激して本来の信号を阻止したり出来ます。


麻薬や覚醒剤というのは、この仕組みを使って気持ち良く感じさせたり、幻覚を見せたり、脳内で様々な細工を施す物です。


1つの神経体の樹状突起に複数の神経細胞からの軸索が結合している事が多く、ある軸索Aが活動電位を与え様としても、別の軸索Bは活動電位を起こさない様にするかも知れません。


これは脳内の多数決です。


こうした、シナプス後細胞のレセプターに働きかけて作用する神経伝達物質の内、生物は自力で脳内に作り出すものをリガンドと呼びます。


脳内では作り出せませんが、レセプターと適合し作用させる外来物質をアゴニストと言います。


アゴニストとは逆に、レセプターとは適合するが何もしないものを、アンタゴニストと言います。


一番有名なアンタゴニストは河豚毒のテトロドトキシンです。