嗅覚と脳の仕組み

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感覚と脳



嗅覚は生存の為に重要な感覚

聴覚と脳 ←|→ 嗅覚は特別扱いで伝わる




◆ 嗅覚は動物にとって古来からなくてはならない感覚


嗅覚は動物にとって古来からなくてはならない感覚だった。嗅覚を使って異性を見つけて子孫を残したり、食べ物を見つけて生命を維持したりして来た。


人間は臭いによって食べ物が腐っているかを判断できる。これも生きる為に引き継がれてきた反応と考えられる。


だから生物はどんなに下等であっても嗅覚は備わっていて、魚の脳は嗅覚に関係する機能しか持っていない。


サケは生まれた川に戻るが、それは自分が生まれた川の臭いを覚えていて、そこに戻ると言う説もある。


人間の嗅覚は犬の100万分の1であるが、進化の過程で退化させてしまった。


嗅覚をもたらすものは空気中を漂う化学物質。臭いの分子である。


臭いの元となる物質は約40万と言われているが、人間が感知できる臭いは1万程度である。


嗅覚と脳の仕組み


臭いは記憶として消えにくい


◆ 嗅覚は視覚より記憶に残り易い


臭いには慣れという物があって、同じ臭いを嗅ぎ続けていると臭わなくなる。


部屋の中が煙草臭くても気にならない人が多いが、慣れてしまっているので気が付かないだけである。


また強いに臭いを嗅いでいると弱い臭いには反応しなくなったりもする。


では、人間は視覚情報と同じ様に、臭いも記憶できるのだろうか?


これは実際に実験してみて解った。


視覚と嗅覚の記憶の程度の違いを比べるために、図形と臭いの両方を覚えてもらう事をした。


図形では最初に図形を見て貰い、数分後に他の図形と混ぜて最初にみた図形を当ててもらう。


結果は90%程度の正解率で有った。


臭いも同じ様に、最初に特定の臭いを嗅いで貰い、数分後に他の臭いを嗅いで貰うと、最初の臭いと区別できた割合は70%程度で有った。


臭いは、はっきりとは覚えにくい様である。


実験はこれで終わりでは無い。長期の時間を開けた場合はどうなるかである。


視覚の方は時間経過とともに記憶が薄らいで行き3ヵ月経過すると正解率は60%に落ちる。


一方の臭いの方は、時間が経過しても70%から余り落ちなかった。


この事から臭いの記憶は消えにくいことが解った。


臭いの記憶は右脳の側頭葉に格納されている様だ。


臭いは記憶に残る


臭いを認識するプロセス


◆ 音のルートは気導音と骨導音の2種類


人は空気中の臭いの分子を捉えて臭いを認識している。鼻が働いている事には間違いない。


鼻の臭上皮にある臭細胞が臭い分子をキャッチする。


臭細胞の数は2000万〜5000万、種類は500〜1000。種類はそれぞれ臭いの特徴に応じている。


臭細胞で臭いの刺激が電気信号に変換されて、臭上皮に繋がる臭球から脳幹の扁桃核に行き、視床や視床下部を経て大脳皮質の嗅覚野と送られる。


臭いには強弱があり、弱い臭いは強い臭いに抑えられて強い臭いだけが嗅覚野へ送られる。


脳が臭いを認識するプロセス


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考えたり、学習したい、判断したり、記憶もしたり、さらに運動も制御している素晴らしい脳の仕組み。 でも、こういう働きをするには外部からの情報が脳に入って来なければならない。 歩行者信号が青だから進んでも良いと判断するには、視覚で信号の色を脳に伝えなければ、青も認識出来ないし、青は「進め「の意味で有る事を記憶(学習)からも引き出せない。 脳は外からの刺激入力が無いと何も出来ないのだ。
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大脳皮質は必要な視覚情報だけを選択する。
視覚は五感の中で一番発達していて、情報の80%程度が目つまり視覚からのものだと考えられている。 人が物を見た情報は目の網膜に投影され、網膜の視細胞が情報を電気信号に変えて視神経に乗せて脳へ送っている。 両目の網膜を上から見ると各目は左右2系統があり、左は左脳、右は右脳と視神経で繋がっている。 つまり右視野は左脳、左視野は右脳で感じている事になる。
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左右2つの眼球では、各眼球について網膜も左右2つの系統があり、各々が視神経を介して脳と繋がっています。 左側の網膜が左脳、右側の網膜が右脳と繋がっています。 「右目の左側網膜が左脳、右側の網膜が右脳」、「左目の左側網膜が左脳、右側の網膜が右脳」と半分だけ交叉している事になります。 つまり、両目の右視野が左脳、左視野が右脳に入って行く事を意味しています。
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