認識するまでには時間がかかる

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感覚と脳



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◆ 刺激を受け認識するまで意外と時間がかかる 





神経の情報伝達速度は、神経の太さや髄鞘の有無によって秒速1m〜100mと、大きく異なります。


当然、それでけ時間がかからないと感覚器から脳まで信号が伝わりません。


また、信号の伝達所用時間以外にも、感覚器の刺激発生から意識が感覚を得るまでに必要とされる時間があります。


たとえば体性感覚野を直接刺激した場合でも、知覚は一瞬で起こる物では無く、在る程度持続した刺激が必要となります。


脳(体性感覚野)が信号を知覚するには、0.5秒以上信号が続く事が必要になります。


いくら神経を伝わる信号が速くても、刺激の持続時間が0.5秒未満なら、脳にとっては「無かった事」にされてしまいます。


しかし実際に手への刺激が意識される時間は、意識の上では0.1秒しかかかっていません。


極めて矛盾であって不思議なことです。タイムトンネルの様な現象です。


この不思議な現象は、意識が「繰り上げて、認識した事にしている」と言う説が立てられました。


今では、脳が意識の認識順を書き替える事で「時間の繰上げ」を行っている証拠がいくつも見付かって来ています。


時間の繰上げと言うのは例えば視覚の例で言うと、順番的に後で見たものが、前の物を見た時間と同時に、前の物と一緒に後の物が見えると言うことです。


意識の上で、後と言う時間を繰り上げて認識していると言うことです。


時間がかかる認識