嗅覚は特別扱いで伝わる

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感覚と脳



臭いと思った時には既に鼻の中

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◆ 臭いを感じるまでの仕組み 


臭いの正体は空気中を漂う化学物質(臭い分子)だとされています。


鼻の中の嗅細胞が臭いの元となる化学物質を捉え、刺激を大脳辺縁系の1部である嗅球へ伝達し、さらに大脳の嗅覚野へ伝え、そこで認識されます。


人の嗅細胞は2千万〜5千万個存在します。それぞれ反応できる化学物質とは1対1の関係にあり、約400種に分類されています。


臭いのバリエーションはこれらの刺激の組み合わせによって生み出されています。


また、嗅細胞の数の分布状況などは個人差があるので、特定の臭いに敏感な人や鈍感な人もいます。


嗅覚の特長としては、視覚や聴覚などの感覚に比べて脳へ伝わるルートが特種で有る事が挙げられます。


嗅覚以外の感覚は間脳の視床を経由して脳の中のそれぞれの場所へと伝達されて処理されるのですが、嗅覚だけは視床を経由せずにダイレクトに嗅覚野へと伝達されます。


何故、嗅覚だけが特別扱いになっているのか、正確な理由は解っていません。


野生動物が本能的な行動判断をするために嗅覚が重要な働きをしている事に関係していると考えられています。


また、嗅覚は記憶を司る「海馬」を経由して伝わる為、より記憶に結び付きやすいとも言われます。


嗅覚は特別扱いで伝わる






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脳には外部刺激が必要

考えたり、学習したい、判断したり、記憶もしたり、さらに運動も制御している素晴らしい脳の仕組み。 でも、こういう働きをするには外部からの情報が脳に入って来なければならない。 歩行者信号が青だから進んでも良いと判断するには、視覚で信号の色を脳に伝えなければ、青も認識出来ないし、青は「進め「の意味で有る事を記憶(学習)からも引き出せない。 脳は外からの刺激入力が無いと何も出来ないのだ。
視覚情報を分析処理する大脳皮質

大脳皮質は必要な視覚情報だけを選択する。
視覚は五感の中で一番発達していて、情報の80%程度が目つまり視覚からのものだと考えられている。 人が物を見た情報は目の網膜に投影され、網膜の視細胞が情報を電気信号に変えて視神経に乗せて脳へ送っている。 両目の網膜を上から見ると各目は左右2系統があり、左は左脳、右は右脳と視神経で繋がっている。 つまり右視野は左脳、左視野は右脳で感じている事になる。
右視野は左脳で、左視野は右脳で見ている

左右2つの眼球では、各眼球について網膜も左右2つの系統があり、各々が視神経を介して脳と繋がっています。 左側の網膜が左脳、右側の網膜が右脳と繋がっています。 「右目の左側網膜が左脳、右側の網膜が右脳」、「左目の左側網膜が左脳、右側の網膜が右脳」と半分だけ交叉している事になります。 つまり、両目の右視野が左脳、左視野が右脳に入って行く事を意味しています。
臭いと思った時には既に鼻の中

嗅覚の特長としては、視覚や聴覚などの感覚に比べて脳へ伝わるルートが特種で有る事が挙げられます。 嗅覚以外の感覚は間脳の視床を経由して脳の中のそれぞれの場所へと伝達されて処理されるのですが、嗅覚だけは視床を経由せずにダイレクトに嗅覚野へと伝達されます。 何故、嗅覚だけが特別扱いになっているのか、正確な理由は解っていません。 野生動物が本能的な行動判断をするために嗅覚が重要な働きをしている事に関係していると考えられています。
味覚と味は少し違う

味蕾で捉えられた味覚の情報は、舌の前方3分の2ほどが顔面神経、奥3分の1ほどが舌咽神経、喉と上顎が迷走神経、とそれぞれ部位によって異なる3対の神経により、視床を経由して大脳皮質の味覚野へと伝達されます。 前頭連合野は味覚野の情報、他の体性感覚野の情報を統合・判断して意識の座へ味を伝えます。 だから、同じ味覚でも気温・湿度・体調などにより、意識の座では異なった味として感じます。
痛み(痛覚)は順応しない

痛みの感覚は、他の感覚とは違う点がある。例えば臭いに関しては、同じ臭いを嗅ぎ続けていると段々臭いを感じなくなる。 匂い以外の感覚も大体同じで、同じ刺激を受け続けると大抵あまり感じなくなってくる。 つまり順応するのだが、痛みに関しては順応することが無い。 何回も針に刺されているから、もう刺されても痛く無いと言うことは起こらない。痛みの刺激が消えるまで痛み続ける。 これは体に危険が起きていることを脳に知らせ続ける必要が有るからだ。