記憶をする過程

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記憶・本能



記憶はどんどん変化して行く

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◆ 部品と配置図から成るエピソード記憶 


エピソード記憶である人間の経験は、書き下ろされた小説の様に纏まってはいません。


エピソードを構成する1つ1つの部品を意味記憶として脳神経に格納し、エピソード記憶自身は、それを繋ぐ神経経路の地図として形作られます。


最初は、1つのエピソード記憶の最少構成要素である意味記憶を海馬へ移送します。


しかし、それは1度では完成せず、1ヶ月から2年程度かかる作業になります。


同じエピソード記憶を思い出す度に、海馬と脳細胞の間に信号が走ります。


同時に、そういう思い出す行為は、海馬との間だけで無く、神経細胞同士が手を伸ばし合った神経経路を繰り返し刺激する事で、経路の接続を強化します。


結果、それぞれの脳細胞に格納された意味記憶同士の結び付きを深くします。


思い出す回数を重ねれば重ねるほど、神経経路が強固になります。


さらに、それを維持する為に神経経路に対しグリア細胞が栄養を補給し、伝達速度を画期的に速める髄鞘と呼ばれる補強が行なわれます。


髄鞘が形成された神経細胞は、情報信号の伝達速度が何倍も速まるため、この経路で定着されたエピソード記憶は、連想の中で直ぐに思い出される、印象的な記憶となります。


しかし記憶は完璧な形では残りません。


不要な要素がいつの間にか削られたり、勘違いで加えられた要素が増えたりして、記憶は変化します。


記憶をする過程


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