交叉支配と脳梁

脳の仕組み ⇒ 脳とは何か ⇒ 交叉系と脳梁


脳とは何か



交叉系と脳梁

神経伝達の確実性 ←|→ 脳は感覚の閾値を制御


◆ 右脳が左半身、左脳が右半身、でも混乱しない 


基本的に右脳が左半身、左脳が右半身を制御していますが、左右勝手に動き出さないのは何故でしょうか?


脳と体の神経は基本的に体の左を右脳、右を左脳と言う様に交叉して接続されています。


しかし、右と左でそれぞれ別に入力・出力を行っているなら、右脳と左脳で判断が分かれて一体行動がとれなくなります。


が、実際はそうはなりません。


 

右脳と左脳は多くの事で協調する約2億本の神経線維である脳梁で繋がれています。


生後すぐには脳梁は形成されていない為左右の脳はほとんど連携しませんが、1歳から6歳までに脳梁が形成されます。


主に言語中枢や計算能力が存在する左脳と、イメージ把握を得意とする右脳が分業体制をとるのも、この脳梁で情報交換を行っている為です。


右目と左目の視覚情報をすり合わせて、物の名前や位置情報を立体的に把握する事なども脳梁を介した右脳と左脳の情報交換によって行われます。


昔、てんかん発作が右脳左脳をまたいで全体に広がるのを防ぐ為に脳梁切断手術が行われ、多くの人が発作から開放されました。


が、視野の左で捉えた情報が右脳に入っても、左脳にある言語中枢に届かない為、文字を読む事が不自由になる事などが判明し、左右の脳の連携の重要性が解ってきました。


交叉支配と脳梁