脊髄の仕組み

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無意識に働く脳



脊髄は脳と体の情報の通路

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◆ 脊髄は延髄のところで左右が交差している為、交差支配の原理が働く


脊髄も中枢神経の1つ。脳と繋がっていて脊柱管の中を走っている。


先ず脳からの指令を体の各部に伝える道筋は幾つかが有り、随意運動の指令が通る通路、筋肉の収縮や反射を調整する通路、筋肉を協調して運動をさせる通路などがある。


また、感覚情報も脊髄から視床に伝わり大脳皮質の体性感覚野へ送られる。


また脊髄は延髄のところで左右が交差している為、身体の左が右脳、右が左脳と繋がっている事になる。


これが交差支配の原理。


ただし、眼球の運動や視覚、聴覚などは脳神経の配下にあって脊髄を経由しない。


脳神経は脳幹から直接でている12対の神経であり、以下の通りとなっている。


嗅神経: 嗅覚を司っており、運動機能を持たない知覚性のもの
視神経: 視覚を司る
動眼神経: 眼球を動かす筋肉を支配する
滑車神経: 眼球を外方や下向きに動かす筋肉を支配する
三叉神経: 下顎の運動や歯列など顔面の感覚を司る
外転神経: 眼球を外側に向ける働きを支配する
顔面神経: 顔の表情筋、広頸筋、頬筋、内耳のアブミ骨筋を動かす
内耳神経: 聴覚と平衡覚を脳に伝える神経
舌咽神経: 舌・咽頭に分布し、知覚と味覚、腺の分泌,咽頭筋の運動を司る
舌下神経: 舌の運動をを司る
迷走神経: 腹腔にまで下行して分布し、咽頭・喉頭・食道上部の運動や腺の分泌、胸腔や腹腔の内臓から
 感覚情報を伝達する
副神経:首を動かす筋肉の一部に分布する

脊髄


脊髄の排尿中枢


◆ 排尿をコントロールしている脊髄


脊髄で重要な機能の1つに排尿のコントロールがある。


尿が膀胱に貯まり始めると、膀胱は筋肉を緩めて尿を貯め脹らんで行き、限界に達すると、今度は筋肉を収縮させて尿を体外へ排出する。


この様な筋肉の動きをコントロールしているのが脊髄である。


但し全て脊髄がコントロールしている訳では無く、人が所構わず排尿しないのは、大脳皮質の働きである。


生活状況や環境情報を大脳皮質が考慮して排尿を抑えたり排尿させたり脊髄へ指令を出している。


脊髄の排尿中枢


脊髄反射の仕組み


◆ 脊髄反射は危険から逃れら体を守る為の仕組み


熱い物に触った場合、人間だけで無く動物も直ぐに手を引っ込める。


勿論、これには痛覚が働いていて、体性感覚野で「熱い」と認識している。では運動野が「手を引っ込めなさい」と指令を出しているのだろうか。


確かに「熱い」と認識するのは体性感覚野である。


しかし「手を引っ込めなさい」と筋肉に指令をだしてるは脊髄である。


これを脊髄反射と言う。


実際には「熱い」と言う感覚は脊髄を通して、視床経由で体性感覚野に送られる。


その際、脊髄は折り返しで筋肉にも「手を引っ込めなさい」と指令を出している。


この方が早く危険から逃れられる為だ。


順番としては、先に手を引っ込め、その後で熱いと感じている。


脊髄反射の仕組み


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